近年、珊瑚の価値が上昇しています。
日本で採取されるアカサンゴは世界的な評価も高く、採取できる数も少ないので稀少性が高まってきています。
特に中国の富裕層に人気を集めており、実際に自宅にあったサンゴを買取査定に出してみたら意外なほど高値が付いたというケースも少なくはないようです。
しかし、素人がサンゴの価値を見極めることはできません。
また、査定に出してみても業者によって価値は様々で、満足いく査定額が得られない可能性もあります。
そこでサンゴの適正価格を知り、満足いく買い取りを行うためにサンゴの買い取りを専門的に行う業者に鑑定してもらうことをおすすめします。
どんな種類があってどんな価値がある?
珊瑚の歴史は古く、稀少性もあるため、とても価値のある骨董素材として知られています。
日本では江戸時代に人気を博し、工芸品や髪飾りの装飾品として用いられることが多くなりました。
また、これまでは輸入ばかりでしたが、明治以降は国内でもサンゴ漁が始まり、内需が増えると日本を代表する工芸品のひとつにもなっています。
サンゴと一口に言っても色んな種類があり、中でもアカサンゴ、モモイロサンゴ、シロサンゴが稀少価値が高いとして宝石に用いられています。
サンゴの品質はその色で決まります。
最も価値が高いのはアカサンゴに代表する「赤色」です。
また、赤といっても赤黒いほどの濃い色ほど価値があり、高値で取り引きされます。
アカサンゴは人気が高いため、ガラスやプラスチックに赤い塗料を塗って加工した偽物も多く出回っており、それは言いかえると素人に鑑定できるものではないということでもあります。
例えば、自宅近くにある適当なリサイクルショップで売ろうと思ったら、査定をするのはアルバイトや従業員になりますが、アルバイトはもちろん従業員にもサンゴを鑑定する知識はありません。
サンゴはマニュアルから査定できるものではないので、きちんとしたプロの目で見てもらい「鑑定」してもらうべきものなのです。
サンゴそのものの価値を知り、後悔のない価格で買い取ってもらいたいと思うのなら業者選びを間違えてはいけません。
知識のある鑑定士がいる業者を選ぼう
珊瑚を買取ってもらうのなら、サンゴ買取の高い知識を持った専門業者がおすすめです。
サンゴの買い取りには定期的な勉強をして常に新しい知識を仕入れる必要があります。
宝石によってはあまり評価されないものもありますが、専門性が高い業者ほど価値が低いと思われるものでも高額査定が期待できるでしょう。
また、専門業者なら、他店では断られてしまったり価値が下がりそうな傷や汚れがあるもの、装飾品やアクセサリーから外れてしまったもの、鑑別書がないものでも買い取りしてもらえる可能性があります。
複数の業者に査定をしてもらえば、どのくらい査定額に差が出るか分かるでしょう。
中には数万円~数十万円もの差額が生じるケースもあるほどです。
サンゴの価値を決めるのは鑑定士です。
しかし一口に鑑定士といっても知識も経験も様々なので、サンゴの鑑定に強い鑑定士のいる業者を選ぶのが高く売るコツになるでしょう。
専門業者ならではの強みがあるから高価査定が可能
専門業者は専門の鑑定士が在籍しているから適正価格が出せるということの他にも「独自の流通ルート」が強みとしてあります。
専門性が高い業者では販売ルートもしっかりと確立しており、国内だけではなく国外にも流通ルートを持っています。
「販売店が多いほど売れる可能性が高い」という単純な構図ですが、査定において需要というのは重要なポイントです。
在庫を抱える可能性が高くなれば保管コストが生じるため価値に見合った査定額を出すことはできませんが、国内外から宝石を欲しいというお客さんを探すことができれば需要は高まり、その分高く買い取ってもらうことができます。
また、その時に合った流通ルートを選ぶことができれば固定費用のコストカットにもなり、そのコストカット分を査定で還元することも可能です。
サンゴは色んな種類があり、色、色ムラ、濃さ、大きさ、形など様々な要因から鑑定されます。
また、歴史や作者によっても価値が変わってくるため、浅い知識で鑑定できるものではありません。
需要という点から見れば大手買取業者も悪くはないですが、そこの業者にサンゴを正しく鑑定できる鑑定士が在籍しているかが問題です。
もし気になるのなら複数の業者の査定を受けてみるのもいいでしょう。
そうすれば一番高値を付けてくれた業者で売ることができるので損をすることはありません。
いずれの業者も査定は無料、ただし宅配買い取りを利用した際のキャンセルにかかる返送料は自己負担になることもあります。
送る前に買取相場を知りたいという方は電話、メール、LINEなどで相談することも可能です。
事前の相場確認はサービスは業者によって変わりますが、せっかくなら利用してみましょう。
もちろん持ち込みも可能なので、自宅近くに店舗がある方は持ち込んでみるのもOKです。
稀少価値の高い宝石だからこそ、後悔のない買い取りをおすすめします。