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翡翠にはどんな種類がある?

2018.06.07
ヒスイはよく知られた宝石ですが、ヒスイには実は種類があることを知っている人はあまりいません。
ヒスイには主に硬玉と軟玉の2つがあるのですが、それぞれで性質も大きく異なってきます。
こうしたことを知っておかないとヒスイを購入する場合や売る際に損をすることもありますから、ここで一度確認しておきましょう。

ヒスイの種類とは?

ヒスイには硬玉と軟玉の2つがあります。
硬玉はよりポピュラーなもので、一般的にヒスイと聞いて思い浮かべるのはこちらです。
硬玉はその名の通り硬度も高くなっており、しっかりとした手触りがあります。
地域によっては宝石扱いされるのはこの硬玉のみなことも特徴です。
硬玉の産地はロシアやアメリカですが、かなり産地も多いこともポイントです。

翡翠の種類

硬玉はNa鉱石の一種であることも特徴です。
色は白色であり、比重もかなり高くなっています。

一方、軟玉は硬玉よりも価値が低いとみなされることもあります。
軟玉は宝石とみなされない場合もあるほどです。
軟玉は産地も少ないです。
このように軟玉は硬玉よりも価値が低いとはいえ、半脂玉のように軟玉なのに硬玉よりも価値が高いとされるものもあります。

この両者は呼ばれ方もそれぞれで異なってきます。
硬玉はジェイダイトなどと呼ばれますが、日本では本翡翠とも呼称されます。
一方、軟玉はネフライトなどと呼ばれます。

このようにヒスイにも種類がありますから、これからヒスイを購入する際などにはよく知っておくと良いでしょう。
安いヒスイは軟玉のことが多いですが、軟玉はあまり価値がないので気をつけておきたいところ。
割安だと思って購入したヒスイであっても実は軟玉のヒスイだったなんてこともあります。

ヒスイの加工法や性質について

こうしたヒスイの加工法自体も多様にあります。
例えば、ヒスイの加工法の一つがエンハンスメント方です。
エンハンスメント法は光沢などを改良するために行われるものであり、無色ワックスなどを用いてエンハンスメント措置が行われます。
エンハンスメント自体は簡単にできるものなので自分でしてみるのも良いでしょう。

また、エンハンスメント法以外にトリートメント法もあります。
このトリートメント法はエンハンスメント法よりもより程度が高く、高品質のヒスイを作成したい場合に用いられます。
エンハンスメント法にも染色と含浸があることもポイント。
染色では占領を用いて価値の劣る白色のヒスイをより魅力ある宝石にする工夫が行われます。

一方、含浸 は酢などにヒスイをつけて鉄を煮だす方法です。
天然ヒスイには酸化鉄などが混ざっているものもあり、こうした不純物を取り出すのがこの含浸の目的です。

ヒスイの加工法には他にもいろいろなものがあります。
ヒスイの用いられ方も各種あり、宝石としてでなく工業用としてもヒスイは用いられます。
もしもヒスイをすでに持っているならば鑑定書などを見てどのような加工法で作られたヒスイなのか調べてみると良いかもしれません。

ヒスイの性質についてもより詳しくなっておきましょう。
まず、ヒスイはかなり衝撃に強いことが特徴です。
硬度は他の鉱物と比べるとそこまで高くありませんが、ヒスイはすべての鉱物の中でも最も割れにくい性質を持っています。
そのため、少し落としたりした程度では傷すらつきにくいのです。
とはいえ、ヒスイはヒビなどが入ると逆に割れやすくなることも特徴なので気をつけておください。

ヒスイは色も多様なことも特徴になっています。
ヒスイは緑色の宝石として知られる事が多いものの、これは単にヒスイの一側面でしかありません。
他にヒスイはピンク、白、青、ラベンダーなどのようにいろいろな色があります。
色もカテゴリー分けによって変わってきますが、15色程度あると一般的には認識されています。

ヒスイが生成される工程についても知っておきましょう。
ヒスイは主に造山帯で算出されますが、これはヒスイの生成法と大きく関わってきます。
ヒスイは蛇紋岩がプレートの移動によって圧縮されナトリウムなどと反応したためにできるもので、これもヒスイが主に造山帯で算出される理由になっています。
とはいえ、ヒスイの具体的な生成方法についてはよくわかっておらず、まだまだ不明なことが多いのが特徴です。

ちなみに、ヒスイにはナチュラル産のものだけでなく人口合成されたものも存在します。
人工合成されたヒスイはナトリウムなどを含んでいますが、宝飾用のものを合成できるまでに技術は発展していません。
とはいえ、これからはより技術も発展して人工合成されたヒスイも市場に出てくるかもしれませんからチェックしておきたいところです。

このようにヒスイもかなり興味深い宝石ですが、ヒスイを購入する・売る際にはこうした豆知識を知っておくと大変役立ちますから覚えておきましょう。
例えば、ヒスイを購入する際にヒスイの種類だけでも最低限調べておくようにすると良いでしょう。