一口にサンゴといっても、カラーや種類による違いもあり買取相場は一概にどの程度ということができません。
美術品としての価値により異なってくるのはもちろんのこと、取引されるタイミングによる違いもあります。
時期によって人気の高いサンゴにもちがいがあり、タイミングを見極めることも大切です。
もちろんサンゴの状態がどれほど良いかによる買取価格の違いもあります。
きちんと手入れして保管していないと劣化してしまい、一度劣化してしまったサンゴないくら磨いても元には戻らないので十分気をつける必要があります。
買取業者に持ち込み買い取ってもらおうと考えるのは当然のことですが、買取業者による買取額の違いもあるので、サンゴの買取を専門としている業者や、価値をしっかりと理解して適正な買取価格を提示してくれる業者を選んで売るようにすることも、サンゴを売却する上では忘れてはいけないポイントとなってきます。
カラーやカットによる違いについて
宝石のサンゴといえば、深みある赤色をイメージすることになりますが赤色だけではなく、ピンクや白、黒といったカラーのサンゴも存在しています。
もちろん赤色でも濃く深みのある赤もあれば、薄い色のものもあり、カラーによって希少価値や人気の高さに間違いがあります。
当然のことではありますが、人気があり希少なものほど買取価格は高くなり、高額で売ることができます。
赤色のものならば基本的には色が濃く深い方が価値が高くなり、血赤サンゴと呼ばれるものは最も価値のあるサンゴとなっています。
日本産の赤サンゴには、フと言われる模様が見られますが、色ムラが少ないほど評価が高くのがサンゴの特徴の一つであり、日本産のものはフなないものが最も高い価値を持つという特徴もあります。
それだけではなくカットによる買取価格の違いもあるので気をつけなくてはなりません。
最も価値が高いのが真円型のカットとなっており、真円型のカットでフが無く、血赤サンゴとなればかなり高値での買取を期待することができることは間違いありません。
サンゴの状態による買取価格の違いについて
サンゴは年々取れにくくなっているということもあり、希少価値も高くなっていっている傾向にあるので、最も高く売れるタイミングを狙い売ることを躊躇っているという人もいるのではないでしょうか。
しかしサンゴは酸に弱く劣化しやすいということを忘れてはいけません。
一度輝きを失ってしまったものは、磨いても元の輝きを取り戻すことはありません。
当然のことではありますが、劣化してしまったものは、買取価格が大幅に下がってしまうことになります。
サンゴは本物だけでは無く偽物も多く存在していますが、素人では見ただけで本当か偽物かを見抜くことは難しくなっています。
見分ける方法として、熱いもの近づけるという方法があります。
偽物は加工されているので、熱いものを近づけるとドロドロと溶けて表面のコーティングが剥がれてしまいます。
本物は熱いものに近づけても冷たく、熱くなることがありません。
しかし、本物かどうかを見分けるために暑いものを近づけて、本物のサンゴを痛めてしまうと元も子もないので素人で見極めを行うべきではないとも言えます。
サンゴの状態をより良いものにしておくことで、買取価格を高めることができるようになります。
買取業者による違いもチェックしておく
一口にサンゴの買取業者といっても、数多くの業者が存在しており、どこを選ぶのかによって買取価格には大きな差が生まれるケースも珍しくはないので、よく見極めなければなりません。
サンゴの買取実績が豊富にあり、本当に価値のあるものに適正な買取価格をつけてくれるのかということが、高値で売るためには必要不可欠になってきます。
買取や販売のルーツが豊富にある専門のショップならば、より高値で買い取ってもらうことにもつながるのではないでしょうか。
中には、本物のサンゴにも関わらず偽物として安く買い叩いてくる業者があったり、本当の価値がわかっていない業者もあります。
本当に信頼できる買取業者かということをチェックしておくようにしましょう。
ジュエリーや置物の場合には、購入した際に付属していた説明書や箱といったものも一緒に持っていくと、より高値をつけてもらうことにつながります。
サンゴの買取価格は、カラーやカットなど希少価値による違いや、時期による人気による違い、そして当然のことですがサンゴの状態による違いがかなり大きく関係してくることになるので、よく考えて売却しなければならないことは確かです。
しかしあまり長い期間保管していると、状態はどんどん悪くなっていくことは確かであり、売ろうと考えた瞬間に売るというのも一つの賢い売却のコツといえます。
もちろん買取業者により、買取価格には大きな差が生まれるので、よく調べてから売るようにしましょう。