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珊瑚にはどんな種類がある?

2018.06.06
サンゴと一口に言っても実はその種類も様々です。
サンゴによっては深海に生息するものもあります。
例えば、シロサンゴや紅珊瑚などがありますが、ここではこうしたサンゴの種類について深く紹介していきます。

サンゴにはいろいろな種類がある

サンゴはいくつもの種類があります。
こうしたサンゴの種類について知れば自分の持っているサンゴ宝石についてもより深く知ることができるでしょう。


例えば、サンゴの一つに八射サンゴがあります。
このサンゴはよく宝石としても用いられ、サンゴ塗料としても使われることもあります。

この八射サンゴは深海に生息しており、硬い骨格を作ることも特徴です。
専用の網によって漁獲されますが、漁の方法はいろいろとあります。
また、乱獲によって急速に少なくなってきていることも特徴です。
八射サンゴには紅珊瑚やシロサンゴ、ゴトウモモイロサンゴなどの派生種がありますが、種によっては全く宝石として用いられないことも。

逆にイボモモイロサンゴはかなり希少であり宝石として価値が高いこともポイントです。
主な生息地は日本だと長崎県や高知県ですが、沖縄にも生息しています。

この八射サンゴ以外にもヒドロサンゴもあります。
ヒドロサンゴは偽サンゴと呼ばれ、サンゴモドキと呼称されることがあります。
ヒドロサンゴはかなり大きな個体になるものもあります。
宝石としての価値はあまりないことも特徴かもしれません。

軟質サンゴも知っておきたいところ。
こちらはソフトコーラルと呼ばれることもあります。
蚕室サンゴはその名の通り骨格がかなり柔らかくなっていることが特徴です。
軽く触っただけでも骨格が壊れてしまうこともあるほど。
この軟質サンゴにも主にヤギ類、ウミトサカ、ウミエラの3種類があることも特徴です。

ヤギ類は比較的浅い海域に生息しており、鮮やかなサンゴ礁を形成します。
ウミトサカは枝状のサンゴ礁を形成するのが特徴です。

ちなみにイシサンゴもあります。
こちらはイソギンチャクに似ていますが、単体で生息している個体が多いことが特徴です。
イシサンゴは共生藻に頼らないこともポイント。
イシサンゴはあまり宝石としては用いられませんが、それだけ希少価値があることも。

このようにサンゴにもいろいろなものがありますが、こうしたことを知っておけばよりサンゴ宝石も楽しめるようになってくるはずです。
サンゴには他の種類もありますが、種類によってその用いられ方も変わってきます。
こうしたサンゴの種類や産地などを知れば更にサンゴに思い入れがますこともあるでしょう。

こうしたことはサンゴを購入した際の鑑定書などに記載がありますから一度見ておくことをおすすめします。
逆にどこで採れたかもわからないようなサンゴ宝石は危険ですから控えておくのがベストです。

サンゴは刺胞動物の一つ

サンゴは刺胞動物門に所属します。
刺胞動物門にはサンゴの他にクラゲなども含まれていますが、イソギンチャクやウミエラなども刺胞動物です。
サンゴがクラゲと同じ祖先なのは面白いところでしょう。

 

刺胞動物はすべて肉食なことも特徴です。
例えば、触手によって獲物を採取する種類もあります。
サンゴの場合には共生藻によって共生藻からエネルギーを得ている種類もいます。

また、刺胞動物門の中でもイソギンチャクとサンゴの関係はかなり深いことも特徴です。
イソギンチャクとサンゴは共通する特性も多くなっており、どちらもポリプ型の生活様式を取ることが特徴です。

このようなサンゴの特性を知っておくことも楽しいものですが、サンゴはなかなか奥が深い動物であることは確かです。
そもそも動物の内で光合成によってエネルギーを得ているものはサンゴを除けばほとんどありません。
こうした芸当ができるのはサンゴと一緒に共生している藻類のためであり、共生藻と共生しているサンゴは共生藻から得るエネルギー以外には一切必要としません。

サンゴが植物と間違われることがあるのもこうしたサンゴの特性があるからでしょう。
とはいえ、サンゴはあくまで動物の一つであり、サンゴ宝石を購入する際にもこの点を理解しておくことが大事です。

また、サンゴは太古の昔から生息している動物です。
約5億年前からほとんどその形態を変えずに生息していますが、「生きた化石」とサンゴが呼ばれることがあるのもそのためです。
サンゴがこれだけ長い間繁栄しているのはその独特な生態にも鍵があります。

とはいえ、その一方でサンゴはますます少なくなっていっていますから、その保存活動も大事なところでしょう。
世界のサンゴ礁の内で危機に晒されていないものはないといっても過言ではないくらいです。

例えば、爆弾漁法や乱獲によってサンゴが少なくなっていっていますが、こうしたことを防ぐためにもできることはしておきましょう。
このようにサンゴもかなり奥が深いものですから、サンゴについてより興味を持ったら自分でもいろいろと調べてみましょう。