色以外にも違いはあった!翡翠の硬玉と軟玉について

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色以外にも違いはあった!翡翠の硬玉と軟玉について

2018.07.10
翡翠は日本でも馴染みのある石の一つであり、飾り物やアクセサリーなど様々なアイテムが取引されています。
王族や貴族のステータスシンボルとして所有されていたり、パワーストーンとしても有名で、昔から多くの人に愛されていました。
近年でも人気が高いことは確かですが、一般的な人は翡翠に関する知識はあまりなく、どんな種類がありどの程度の価値なのかなど、それぞれに異なることがわからないままという人も多いのではないでしょうか。
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翡翠は深緑で半透明という特徴があり、日本はもちろん東洋や中南米では古くから人気があり、金以上に価値があるとされている場合もあるくらいです。
翡翠と呼ばれる一口に言っても、深緑で半透明でもそれぞれ色味に違いがあるのはもちろんのこと、硬玉と軟玉に分かれてとり、この二つは同じ翡翠という呼ばれかたでも鉱物学的には全く別の鉱物になっています。
色ならば見分けが簡単につくこともありわかりやすいですが、翡翠の硬玉と軟玉による違いもしっかりと理解しておくことが大切です。

翡翠の硬玉の成分や価値について

翡翠といえばグリーンをイメージしがちですが、実はグリーンだけではなくレッドやオレンジ、ホワイトなど様々なカラーがあり、それぞれ希少価値にも違いがあり取引価格にも大きな差が生まれることになります。
しかしカラーだけではなく、翡翠の硬玉と軟玉による違いもかなり大きいのでよく理解しておかなくてはなりません。
硬玉は本翡翠と呼ばれることもあり、カラーはグリーンの他にもレッドやオレンジ、ホワイトやブルー、ブラックなどがあります。
一般的なものは半透明や不透明ですが、良質なものは透明であり、価値のある硬玉の翡翠の中でもさらに価値が高くなっています。
宝石として使用され、高額なアクセサリーとして販売されているものは硬玉であり、軟玉とは全く述べたものということを頭に置いておくようにしましょう。
翡翠は中国のものというイメージがありますが、実際には中国では産出されておらず、ミャンマー産が大半となっています。
中国産となっているものは硬玉ではないので気をつけましょう。

翡翠の軟玉の成分や価値について

軟玉は宝石という認識はされておらず、硬玉よりも価値が大幅に下がってしまっています。
カラーは薄いグリーンや暗いグリーン、そしてブラックなどであり、不透明や半透明で、硬玉のように綺麗な透明なものはありません。
軟玉は比較的多くの地域で産出していることや、量も豊富ということから希少価値は高くないのでリーズナブルに取引されています。
中国ではとくに軟玉が豊富であり、玉器彫刻芸術の発達にも繋がっています。
ニュージーランドやアラスカ、台湾などにもありますが、どれも軟玉となっていて硬玉とは全く価値が異なるので、注意しなければなりません。

翡翠の硬玉と軟玉による違いや注意点とは

翡翠は大きく分けると硬玉と軟玉の二つに分けることができます。
その名のとおり硬度に大きな違いがあり、硬玉は硬度が高く、ひすい輝石と呼ばれており、軟玉は硬度が低く角閃石と呼ばれています。
この二つは素人ではなかなか見た目で判別することはできませんが、全く異なる鉱物です。
見た目が酷似していて判断が難しいということもあり、硬玉と軟玉はどちらも翡翠と呼ばれています。
現代では、硬玉が価値があるとされていて軟玉と区別するために、硬玉は本翡翠と呼ばれることもあります。
宝石とみなされて高値で取引されるのは、硬玉ということを頭に置いておきましょう。
翡翠が手元にあり売却を考えている場合には、買取業者に持ち込んだり宅配査定などをしてもらうことになるのではないでしょうか。
しかし翡翠の鑑定はそう簡単なものではなく、専門的な知識があり実績もある人に任せないと、本来の価値で買い取ってもらうことができないこともあるので気をつけなくてはなりません。
間違っても硬玉か軟玉かわからないような業者には任せないように気をつけるべきです。
硬玉が希少価値が高く高価で取引されるということもあり、本来は軟玉のものをグリーンに染めて硬玉の翡翠としている偽物も中にはあり、本物か偽物かをしっかりと鑑定してくれる業者に任せることが大切になってきます。
売却時にはもちろんのこと、購入するときにはさらに慎重になる必要があります。
購入時にはケースや鑑定書なども残しておくことで、いざ売却しようとした時に少しでも高額で買い取ってもらうことができるようになります。

翡翠は良質なものとそうではないものの見分けかたが難しい石の一つであり、特に、研磨をしていなければプロでもそう簡単に見極めることはできません。
見分ける時の方法としてよく使われるのは、石自体に光を当てるという方法ではないではないでしょうか。
光に透けて見える繊維の交差具合により、翡翠の価値の基準となる硬玉か軟玉かを見分けることができるようになります。
見た目だけで見分ける時には、研磨の程度や表面の透明度などで判断するようにしましょう。
品質の良い物ならば、一般的には不透明な宝石の翡翠であっても、透明度が高いのですぐに良質なものだと判断することができるようになります。